普段は仕事、休日も子供の習い事関係で多忙な為、旅行はほとんど行くことができません。母が「たまには休みをとって美味しいものでも食べにいこう」と言ってくれたので、仕事は1日有給をとり、母の希望で石川県の和倉温泉に行くことに。小さい頃は母とよく日帰りバスツアーを利用していました。最近はバスすら乗っていなかったので、子供も連れて20年ぶりに日帰りバス旅行に行きました。季節は3月でだんだん暖かくなってきた頃でした。

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私は温泉と旅館の料理目的で行きました。日帰りバスでは旅館に到着する前に3か所ほど買い物やお土産が購入できる場所でストップ。バスに乗っていた他のお客さんはお買い物目当てで来ている方も多く、袋いっぱいそこの特産物を買ってくる方もたくさんいました。私たちも買う予定ではありませんでしたが、実際特産物やお土産を見ると、物珍しく買ってしまいました。旅館に到着してすぐ料理をいただきました。割烹料理なので、どんどんでてきて、すぐおなかいっぱいになりました。石川県はお魚が美味しいので、やはり刺身や貝などの魚介料理が多かったです。盛り付けも綺麗で、普段味わうことのできない料理を楽しむことができました。そして出される量が多すぎて、みんな食べきれていませんでした。

お土産やさんではふだん見慣れないものが多く、食品の他に工芸品だったり、ガラスの置物など販売されていました。子供も見慣れないせいか興味津々でした。旅館では子供は温泉に入るのが初めてで、緊張していました。脱衣所では家族以外の人が裸になっているので「みちゃだめだ!」というように目を隠したりしていて見てみて面白かったです。子供にはそれがかなりの衝撃だったそうで、不思議そうでした。温泉に入るとプールだと勘違いしてバタ足してみたり。周りには子供はうちだけで人も少なかったのでそんなに迷惑になってなくてよかったです。同じバスに乗っていた方も子供に話かけてくれたりしてくださって、交流もありました。子供は話すのが恥ずかしそうでしたが、バスの中で到着を待っていた分温泉や食事、広い旅館で走り回ったりして楽しんでいました。

旅館ですが、私たちが滞在している時間帯は他のお客様も少ない時間帯で、旅館内のお店も開店前で薄暗くなっていました。だからけっこう自由にできた部分もありました。普段できないことをしたので満足です。帰りはみんなバスでぐっすり眠っていきました。

子供は乗り物で酔いやすいので、事前に酔い止めの薬を飲ませて日帰りバス旅行に参加しました。始めは楽しそうにしていましたが、到着するのに数時間かかるので「まだ着かないの?」の連呼で私も疲れました。それに子供は薬をのんだので平気でしたが、私がバスに酔ってしまいました。我慢して遠くを見つめるように気を紛らわしたりしましたが、とても我慢できずとうとう冷や汗まで出てきて「これはまずい」と思ってバスの席にあるエチケット袋を用意。

助かったのは私の隣は子供と母だったので、周りのお客さんには気づかれませんでした。母と子も私が気持ち悪くてもどしてしまったことすら気づいてなかったそうです。それはそれで助かりましたが、これからバスに乗るときは私も事前に酔い止めの薬を飲むようにしなくては、と大人になって初めてわかりました。