妻と幼稚園児の息子の3人で、東京駅発の横浜バスツアーに参加しました。レンタカーや電車で行くことも考えましたが、ツアー中にビールとか飲みたいねと妻と相談してバスツアーを申しんだのです。横浜中華街と八景島シーパラダイスがメインの目的地。やっと暑さが弱まってきた10月初旬の土曜日のツアーでした。大人の目的は中華をたくさん食べること、息子はもちろん水族館が目的です。家族でバスツアーに参加するのは初めてだったので、とても楽しみに当日を待ちました。

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朝9時過ぎに東京駅に集合。雲一つない快晴です。他の人に迷惑をかけないようにと、妻と息子は酔い止めを飲んで準備万端。始めての2階建てバスに、息子だけでなく私たち夫婦も大はしゃぎ。ちょっと高さが違うだけで、こんなにも見える景色が違うなんて想像もしていませんでした。ツアーには、ご年配の方から若い女性のグループまで様々な人が参加していました。外国人もチラホラ。出発してまず向かうは横浜ランドマークタワーです。スカイラウンジでから東京の街を見ると、渋谷、新宿などがくっきりと見えて絶景でした。

その後、中華街でランチと散策。ランチは八宝菜のような炒め物、酢豚、シュウマイ、春巻き、酸辣湯、チャーハンなどで、どれも美味しかったです。息子がどうしても「チャンピオンの肉まん」というのを前から食べたいと言っていたので購入。山下公園で食べたのですが、外で食べる気持ちのよさも加わってか、とっても美味しかったです。中華街を後にして向かったのは八景島シーパラダイス。約3時間、園内で自由行動を楽しみました。

中華街のランチの後に食べた肉まん、そしてミルクアイスクリームをかき氷のようにしたシェーファーピン、妻が買った月餅…どれもとっても美味しくてお腹は大満足でした。食べ過ぎの状態でバスに乗ったら、ちょっと気持ち悪くなってしまって危なかったです。八景島があと5km遠かったらバスを止めるところでした。

八景島での自由行動中の時に、磯遊びを再現したサカナリーフという子供用の遊び場を発見。磯のように、起伏のある岩の間に海水が入れられていて小さな生物が水の中にいるのです。小学生の男の子たちが、岩をヒョイヒョイ飛び越えて鬼ごっこをしていました。うちの息子も負けじと岩の上をピョンピョンと小さな歩幅で早歩き。すると次の瞬間、濡れた岩で足を滑らせてツルンと水の中へお尻から滑り落ちました。慌てて引き揚げましたが、上から下まで全身ずぶ濡れ。トイレで洋服をギュッと絞ってもう一度着せ、お土産コーナーで親子三人おそろいのシロイルカのTシャツを購入して着替えました。バスに戻ると「あら可愛いわね」と近くの席のおばちゃんに褒められて息子は照れていました。「水に落ちた」とは話していませんでした。

妻と息子は酔い止めを飲んでいたので良かったですが、私は飲んでおらずに途中で少し気分が悪くなりました。中華街で食べすぐ他のもありますし、バス特有の匂いも原因のひとつかなと思います。自分たち家族だけだったら良いのですが、他にも多くの人が参加しているツアーで人に迷惑をかけるわけにはいきません。今回はギリギリセーフでしたが、次回からのバスツアーは、しっかり準備して臨みたいなと思いました。

これは私たち家族のことではないのですが、各所の散策の後に、必ず1組程度は集合に遅れてくる方がいました。大体はおばちゃんのグループか外国人。若い女性やカップルは誰も遅れません。楽しくてついついという気持ちはわかりますが、その分のしわ寄せが後に来るのですからしっかりと時間は守らないといけないですね。若い人たちはしっかりしてるなあと感じました。

ちょっと感動したというか微笑ましかった出来事があります。うちの息子と同じくらいの歳の女の子が一人ツアーに参加していました。ご両親と祖父母の5人で参加していたようです。別にうちの息子と何か会話していたわけではないとおもうのですが、八景島に到着してバスを降りる時に、息子がその子のところに行って女の子の手のひらを上にして、息子の食べかけのアポロチョコを3~4粒あげていたのです。女の子は何も言わずにチョコを握りしめたままお母さんの背中とシートの間に顔をうずめていました。今どきの子は男も女もませてるな!と驚かされ他のと同時にほっこりした気持ちになりました。